2011年4月9日土曜日

4/7の余震

3月11日の大地震以来、毎日毎日余震があり、みんな口々に「地震に慣れてきた」と言っていました。そんなわたしたちの心の隙をあざ笑うかのように、4月7日深夜、大きな余震に見舞われました。

はじめは「また地震か」と余裕たっぷりだったのに、だんだん揺れが大きくなってきて、「これはいつもの余震と違うぞ」と気づいた頃には、ようやく片づけたものたちがまた床一面に散乱し、ろうそくの炎を吹き消すかのようにふうっと電気が消えていきました。

真っ暗な中、ひとまず懐中電灯とラジオを手元に準備し、それから避難グッズを再び整え始めました。夫が出張中で不在だったため、不安や心細さがつのり、そして悲しい気持ちになりました。ガスが復旧して1週間足らず。徐々に元の生活に戻りつつあったのに、またあの日(3/11)からやり直さないといけないのかと思うと、風船がしぼむように心がしぼんでいくのでした。

明日も仕事に行かなければならないというのに寝る気に全くなれず、3時近くまでただ何となく部屋を行ったり来たりしたり、片づけをしたりしていました。

結果して、翌日の日中に電気は復旧し、ガス・水道は止まらなかったので、3/11時点にすっかり戻ったわけではなかったものの、心のダメージの大きさは自分でもビックリするほどでした。


この日以来、少しでも揺れを感じると過敏に反応してしまうようになりました。
これからしばらくの間余震とつきあっていかなければならないのに、こんな調子で果たして乗り越えられるのかと不安に思えてなりません。


0 件のコメント:

コメントを投稿