2011年2月26日土曜日

尺八とピアノのライブ

Jonathan Katz(Pf)とBruce Huebner(尺八)のジャズライブを聴きに、cafe Mozart Atelierへ行きました。



尺八の音色がこんなにも心地よいなんて!想像をはるかに越えていました。
彼らのCDを持っているのですが、わが家の環境では、特に尺八の音色の心地よさやBruceのテクニックのすばらしさを享受しきれていなったね、と一緒にライブへ行った夫と反省しました。CDで聴くよりすんなりと身体になじみます。

Jonathanのピアノは、前回(夏)に聴き行ったときにすっかり魅了されてしまったのですが、今回もまた、「ああ、この人のピアノ、好きだなぁ」と頭ではなく心で感じる、そんなピアノでした。

JonathanとBruceの演奏のすばらしさは言うまでもなく、「実は…わたしたち日本人じゃないんです」などといったジョークを交えたふたりのかけ合いもおもしろくて、いつしか会場全体が彼らの世界に引き込まれているのが感じられました。

彼らの音楽は「聴く」だけでなく、「見る・観る」という点でも心が揺さぶられます。
目をつぶってじっと音に耳を傾けるのもいいのですが、彼らのしぐさ、表情を見逃さないよう見ていたい、そんなふうに思えるライブパフォーマンスなのです。


ライブは全席自由ですが、早めに行って好みの席を確保するのも大事です。
会場となったcafe Mozart Atelierにはひとつひとつ違う椅子・ソファが置いてあって、それが人気のひとつでもありますが、腰に爆弾を抱えているわたしたち夫婦はクッションのきいたどっぷりと腰掛けるような椅子・ソファだと大変なことになってしまいます。
開場時間をほんの少し過ぎたくらいの時間に会場へ入り、好みの椅子で、アーティストがよく見える位置を確保できたら、あとはワイン片手にライブ開始を待つばかり。このときの高揚感がまたたまりません。



ライブならではの心震える体験をし、充足された気分になった土曜の夜でした。



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