(注:今日のわたしは辛口です)
日曜日の日中、用事と用事の間に1時間ほど空き時間ができたので、ひとりで「古拙」へ行ってみることにしました。以前「古拙」が花京院にあったときから行ってみたいと思っていたのですが、花京院ってなかなか足が向かなくて・・・。南町通りのイタリアン「KOSETSU」の閉店後に移転してきた「古拙」をようやく訪問したのでした。
期待に胸を膨らませ、いざ店内へ。
ん? 暑い・・・。すごく暑い?!
この日の仙台は9月末日だというのに最高気温27度超え。ちょっと歩くと軽く汗ばむくらいでした。お店は空調が壊れているのか何なのか、蒸し暑く感じられました。
わたしが7ヶ月の妊婦だからかもしれないと気を取り直し、案内されたカウンターの席につきました。
お店の右側にはテーブル席、左側にはコの字のカウンター席があります。
席について、ふと隣の席の椅子(の座布団)を見ると、大きく「ニトリ」と書かれたタグが垂れ下がっていました。「意外と庶民的なのね」と好意的に受け止めることにしました。
カウンター席って意外といろんなものが見えてしまうもの。カウンターの内側の棚には手ぬぐいが敷いてあって、その上に湯のみなどが並べられていました。手ぬぐい、もう少しきれいに敷けばいいのにと、O型で大雑把なわたしが思うのでした。
さて、何をいただこうかしら。
単品のおそばにしようか、それとも「選べる古拙セット(1,500円)」にしようか迷ったので、店員さんに「古拙セットはボリュームがありますか」と尋ねてみました。そうしたら「おそばを5品の中からお選びいただきまして、その他にそば米のリゾットとアイス、コーヒーがついてきます」との説明を受けました。(ええ、メニューを見たのでそれは承知しています、と心の中で言いながら)セットをお願いすることにしました。
蕎麦茶とおしぼりは温かいものでした。店内が暑いので、蕎麦茶をいただくたびにじんわり汗がにじむので、しきりにハンカチで額や鼻を押さえていました。
ほどなく運ばれてきたそば米のリゾット。
柚子の香りがして、とても食欲をそそられます。しかし、温かいお料理なので、一口いただくたびに、やはりハンカチのお世話にならないといけませんでした(顔の汗を押さえるため)
そしていよいよお待ちかねのおそばです。
わたしは、「もり蕎麦、おろし蕎麦、おろし梅蕎麦、漬け天蕎麦、きのこみぞれ蕎麦」の中から「おろし蕎麦」を選びました。その心は、はじめは薬味も何も使わずにお蕎麦の味を楽しみ、後半、大根おろしと一緒にさっぱりとお蕎麦をいただこうという魂胆があったからです。
ところが・・・。
作戦失敗です。なんと、お蕎麦がつゆに浸っており、その上に大根おろしがてんこ盛り。「もりそばに、大根おろしが別添え」と勝手に早とちりしたことを後悔しました。
お蕎麦はとてもとても細いものでした。そうめんみたいな細さです。肝心のお味ですが、大根が辛くてよくわかりませんでした。不覚です。
食後に、デザートのアイス(蕎麦米)と、大きな湯のみに入ったコーヒーが運ばれてきました。加えて、目の前でポット(魔法瓶)から徳利に注がれたそば湯も。そば湯はそば粉をお湯で溶いたものとの説明を受けました。そば湯を徳利からそばちょこに注ぎ、れんげでお皿のつゆをすくってそば湯に加えます。わたしはトロトロのそば湯が大好きなのですが、いかんせんそば湯も熱々で、追い打ちをかけるかのように汗を誘うのです。
コーヒーは妊婦なので、申し訳なかったのですが手をつけませんでした。
不思議な体験をしたなと思いながら、伝票を手にレジへと進むと、厨房が丸見えなんですね。大きなゴミ箱が3つくらい、中身も含めて良く見えました。それと、わたしの伝票を受け取ってレジを打とうとした店員さんが、突如、厨房の中のかたからお叱りを受けました。どうやら伝票にテーブル番号を書き忘れたようです。わたしのお会計を中断し、テーブル番号を書いていらっしゃいました。
無事お会計を済ませ店を出ると、外の空気が涼しく、心地よく感じられました。
とても評判の良いお店なので、この日は何か不都合があったのかもしれません。
今度は夜にでも行ってみようかしらと思いました。
古拙(こせつ)
電話:022-721-2630
住所:仙台市青葉区一番町2-3-10 カルチャー仙台ビル1F
時間:
11:00〜14:30/17:30〜23:00(火〜土)
11:00〜17:00(日祝)
休み:月曜
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