2011年12月13日火曜日

フェルメールからのラブレター展




師走の日曜の午後、突如大切なことを思い出しました。明日で「フェルメールからのラブレター展」が終わってしまうと。会期前からこの展覧会には絶対行きたいと思っていたのに。

思い立ったが吉日ならぬ、思い出したが吉日ということで、急いで出かける準備をし、夫とふたり美術館へと向かいました。(最終日前日とあって、駐車場待ちの車の列ができていました…)

最悪なことに、次の予定があるため、わたしたちが美術館に滞在できる時間はわずか45分。そして、会場には人、人、人。1枚目の絵の前からずらーーーーーーっと人が並んでいます。
順番に絵を鑑賞していたのでは時間内にフェルメールの絵にたどり着くことは不可能と判断し、わたしと夫は、おそらく一番奥に展示されているであろうフェルメールの絵までつかつかと進んで行きました。(学芸員さん、ごめんなさい)

現存する作品が30数点しかない彼の作品のうち、本展覧会では「手紙を読む青衣の女」「手紙を書く女」「手紙を書く女と召使い」の3作品を鑑賞することができます。

わたしはフェルメールの絵を目の前で鑑賞するのはこれが初めてで、限られた時間の中で、たっぷりと作品を堪能しました。
それから、入り口に戻り、1枚目の絵から順に(急ぎ足で)鑑賞してきました。

フェルメールのこれらの絵が書かれた時代もそうだし、源氏物語などを読んでいても思うのですが、手紙・文を書いたり、待ったり、読んだりする姿とは、なんと趣のあることでしょう。

直筆の熱烈なラブレターでももらってみたいものだと思いました。




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